2010年 10月 20日
世界の狂った食事情ドキュメンタリー
「食」にまつわる2つのドキュメンタリー『フード・インク』『ありあまるごちそう』が、2010年冬から来春にかけてそれぞれ全国で公開される。
『フード・インク』 は、農業自体が巨大企業となってしまったアメリカの異常な食事情を追ったドキュメンタリーだ。効率性を追求した農業スタイルが生み出したのは、数社のみが莫大な利益を得る業界のおかしな構造と、苦しい下請け農家、そしていまだ日本でも表示が義務付けられていない「遺伝子組み換え食品」の問題。第82回アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞にもノミネートされた注目作品が、待望の日本公開を迎える。
対する『ありあまるごちそう』は、徹底した利益追求とコスト削減が生んだ流通グローバル化が、世界の需要と供給のバランスを大きく崩したことを訴える食のロードムービー。フランス、スペイン、など世界各国で撮影を行い、国連で活躍する飢餓問題の第一人者ジャン・ジグレール教授をはじめ、世界最大の食品会社、漁師、農家、家畜業者を徹底取材。大量生産により見えなくなった流通と、その先にある飢餓という現実をあぶり出す。
両作品は「食の社会科見学シリーズ」と題され、「今、食べものがどんなことになっているのか?」ということをわかりやすく描いている。予想を超える現実に、今日のごはん選びに必ずや変化が訪れるだろう。
『フード・インク』 は、農業自体が巨大企業となってしまったアメリカの異常な食事情を追ったドキュメンタリーだ。効率性を追求した農業スタイルが生み出したのは、数社のみが莫大な利益を得る業界のおかしな構造と、苦しい下請け農家、そしていまだ日本でも表示が義務付けられていない「遺伝子組み換え食品」の問題。第82回アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞にもノミネートされた注目作品が、待望の日本公開を迎える。
対する『ありあまるごちそう』は、徹底した利益追求とコスト削減が生んだ流通グローバル化が、世界の需要と供給のバランスを大きく崩したことを訴える食のロードムービー。フランス、スペイン、など世界各国で撮影を行い、国連で活躍する飢餓問題の第一人者ジャン・ジグレール教授をはじめ、世界最大の食品会社、漁師、農家、家畜業者を徹底取材。大量生産により見えなくなった流通と、その先にある飢餓という現実をあぶり出す。
両作品は「食の社会科見学シリーズ」と題され、「今、食べものがどんなことになっているのか?」ということをわかりやすく描いている。予想を超える現実に、今日のごはん選びに必ずや変化が訪れるだろう。
by waits-00
| 2010-10-20 22:39
| 映画